【本】『世界不思議百科』 コリン・ウィルソン+ダモン・ウィルソン著
2008.04.21(Mon)
「すべて見て分かった」と思った時、その人間は死に始める。
![]() | 世界不思議百科 (2007/02) 関口 篤、コリン・ウィルソン 他 商品詳細を見る |
「自然」「幻獣」「歴史」「事件」「超自然」「超心理」の6つの分野に分け、
それぞれのジャンルの“不思議な話”を検証している内容です。
アトランティス大陸、ネッシー、ジャンヌ・ダルクの蘇り、
ポルターガイスト、タイプスリップ、シンクロニシティ等々。
最初の4つのジャンルの“不思議話”の検証はそれぞれ、
「へえー」や、「なんだー…」など、素直に楽しめました。
「聖杯発見」など、『ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下巻 3冊セット』のネタはこれなのか、とか。
でもそれ以上に面白かったのが、
人間についての話、最後の「超自然」「超心理」のジャンルでした。
「錬金術」に宗教的意味があることや、
「UFO」の謎に「精霊」が関ってくるなど、初めて知ることが多くて興味深かったです。
「歴史と文化の黒幕 神秘の人びと」も、
人類の歴史は人類よりももっと高度な頭脳をもつ地球外の人びとの関与を受けていて、
これまでの歴史に登場した偉人達が彼らの使命を知らずと受けている、
というような話も楽しかったです。
『百億の昼と千億の夜 (角川文庫―リバイバルコレクション エンタテインメントベスト20)』みたいですな。
でもこの本が言いたいことは、「もっと右脳を使え!」ということでしょう。
左脳が言語や論理を扱う科学者、右脳が直感や洞察を扱う芸術家、
という役割なのはよく知られていますが、
現在の日常生活では左脳ばかりを使って生活しているそうです。
もっと右脳と左脳との往来を活発にすることの大切さ、
その方法、そうすればどうなるかを、この本は表しているように感じました。
取り上げられている多くの“不思議話”は、
右脳を使うことへの刺激、きっかけとなるものだと思います。
人間が従来の習慣の束縛から抜け出し、周囲の「日々のカーテン」をひきちぎる精神の力業を学ぶと、そこにはかならず驚異の広大なパノラマがひらけてくる。(略)本書になんらかの位置づけが必要とすれば、このカーテンの向こう側にひろがるパノラマのほんのいくつかを、おずおず垣間見るということであろうか。
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