【本】『デッドエンドの思い出』 よしもとばなな著
2006.04.01(Sat)
デッドエンド(袋小路)に追い込まれても、
それもいつかは「思い出」になる―。

デッドエンドの思い出 デッドエンドの思い出
よしもと ばなな (2006/07)
文藝春秋

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誰にでも袋小路に追い詰められたような経験があると思う。
もがけばもがくだけ深みにはまり、すべてが真っ暗に見える時期。

それでも気が付けば自分は生きていて、
振り返るとあれがあったからこそ今の自分がある、
なんて思えてしまったり。

この本には、
そんな暗闇から光の中へと戻っていく過程を描いたストーリーが、
5つ収録されている。

どれも「もうだめだ…」と思っていた頃の自分を、
そこから少しずつ浮上していく自分を、
懐かしく思い出させてくれる。

そして著者は、
「だめだと思っても大丈夫だったでしょ」
「これからだって大丈夫」
そう静かに優しく囁きかけてくれるのだ。