【本】『世界の作家32人によるワールドカップ教室』 マット・ウェイランド他
2006.05.31(Wed)
サッカー好きの編集者の呼びかけに応じた作家達が描く、2006年ドイツワールドカップに出場する32の国々。
![]() | 世界の作家32人によるワールドカップ教室 マット ウェイランド、 他 (2006/05) 白水社 この商品の詳細を見る |
出場国をAからH組のグループ分けの順に並べ、
1人の作家が一国について書いていく、という内容。
ほとんどの作品がその国の歴史や現状と、
そこから生まれたその国のサッカーの紹介となっている。
その作家によって切り口の違う書き方をしているのだが、
当たり外れがある。
「日本」はなかなか上手く分析されていて面白かったが、
「スウェーデン」はサッカーに関する記述はほとんどなく、
登場する選手の名前はラーションとイブラヒモビッチだけ。
国の紹介としても、
その国のサッカーの紹介としても、
ひとつの作品、コラムとしても、
どうにも中途半端という印象を拭えなかった。
それでも出場する32ヶ国の中には、あまりよく知らない国もある。
本番までに読んでおくには、十分面白い本ではあると思う。
【本】『体の贈り物』 レベッカ・ブラウン著
2006.05.29(Mon)
ホームケアワーカーと患者達との物語。![]() | 体の贈り物 レベッカ ブラウン (2004/09) 新潮社 この商品の詳細を見る |
主人公は最期の時を待つのみとなった、
末期HIV患者の日常生活の世話をするホームケアワーカーの女性。
担当する患者達との触れ合いが、
主人公の一人称で語られている。
連作短編集となっており、
どれも『…の贈り物』というタイトル。
暗くなりそうなテーマだが、あくまでも淡々と描かれている。
それでいて、
患者達の汗や体温、体臭や涙―が、
こちらにも伝わってくるようだ。
それだけに、彼らがいなくなった後の空虚感が迫ってくる。
著者の静かな視点は、
患者もケアする者も、その他関わってくる人々も、
皆同じなのだと語りかけてくる。
皆いずれ病み、死んでいくのだ。
だからこそ、生きている人との触れ合いはまさに、
「贈り物」なのだろう。
どんな人とのどんなに短い時間の触れ合いでも、
何かを贈り、贈られている。
そんな「贈り物」を、大切にしたいなと思った。
【雑誌】『月刊flowers 2006年07月号』 小学館
2006.05.28(Sun)
7月号のラインナップはこちら。http://flowers.shogakukan.co.jp/magazine/magazine_50.html
![]() | 月刊 flowers (フラワーズ) 2006年 07月号 [雑誌] (2006/05/27) 小学館 この商品の詳細を見る |
感想など。
『ことのは姫』 近藤ようこ
…この人の時代モノは好き。でも今回はいまふたつ。
蛍をもうちょっとうまく絡めていたら。
『放課後の国 数学の鬼』 西炯子
…中村かなこかと思った。独特のアクも空気感もなく、中途半端。
『暁のARIA』 赤石路代
…ますます東海テレビの昼ドラ化。ベタでよろしいかと。
『LEGAの13』 やまざき貴子
…もっとシンプルに。
『風光る』 渡辺多恵子
…早く話を進めて欲しい。
『5番目のコーネリアス』 波津彬子
…当たり障りないといったところ。犬より猫が見たい。
『ゆれる世界』 萩尾望都
…羽=自己主張?
『ドリームランドEXP.』 大竹サラ
…「リコリス」は確かに電気コードだわ。
これに似た物が日本でも売られていたような気がするのだが。
『水色童子K.K.』 名香智子
…最初からトラと水音と五郎の三角関係話にしておけばよかったのに。
『薔薇に影射す』 木原敏江
…どうにもファーブルの最期がチラついて楽しめなかった。
『ろまんが』 新井理恵
…瀬戸君主要キャラ昇格?一緒に宝塚邸内を見て回りたい。
『天の鳥 花の夢』 江平洋巳
…思春期のひりひり話はもう結構。
『糸切り婆』 未知美佐子
…良かった。こちらにも蛍が。
『7SEEDS』 田村由美
…今月号で一番面白かった。でも他のグループをもう覚えていない…。
『デレくとハナのシネマのレシピ』 遠藤佳世
…相変わらず無難な選択ですね。
『諸葛孔明 時の地平線』 諏訪緑
…いつ見ても同じ。
正直なところ、今月号でもう買うのはやめようと思いました。
flowers初登場で、私自身初めて読んだやまざき貴子にはがっかり。
『7SEEDS』と『ドリームランドEXP.』は単行本で買えばいいやと。
ところが来月号には吉田秋生の新連載が。
しかも天才美少年モノではない!
吉田秋生の作品では女性の心理を描いたものが好きだったので、
これは読みたい。
というわけで、また来月も買うことになりそうです。
表紙をもうちょっと考えて欲しいなあ。
★月刊flowers公式サイト
http://flowers.shogakukan.co.jp/fla_top01.html
【映画】『ドッグヴィル』 ラース・フォン・トリアー監督 2003年
2006.05.26(Fri)
美しい逃亡者が小さな村に現れた時―。![]() | ドッグヴィル コンプリートBOX ニコール・キッドマン (2004/07/23) ジェネオン エンタテインメント この商品の詳細を見る |
この画像が映画に興味を持たせたものなので、大きくしてみた。
私が見たものは、周囲にもっとリンゴが写っていたのだが。
美しい写真とは裏腹に、映画は胸の悪くなる内容だった。
住人20数名のアメリカの田舎の小さな村、ドッグヴィル。
ここにお尋ね者となっている美女、グレイスが逃げ込んでくる。
新たな闖入者の登場により、
村人達は次第に人間の醜悪さを剥き出しにし始める。
撮影はすべてスタジオ内。
床に白線を引くことだけで、家や道を表わしている。
この撮影方法がとても効果的。
息苦しくなる村の空気とその中の人間関係を上手く表現していた。
こんな撮影方法をよく考え出したなと関心しきり。
ラストはああでないと、
長時間気分の悪さに耐え続けた者としては納得がいかない。
同じくラストの、
人間の「傲慢さ」についての車内での会話を、
もっと理解したかった。
今後グレイスがどうなるのかと思っていたら、
続編があるのね。
★『マンダレイ』(オフィシャルサイト)
http://www.manderlay.jp/
★GyaOで無料放映中。
http://www.gyao.jp/cinema/manderlay/
ラース・フォン・トリアー監督の3部作になるらしい。
3作目の主演はケイト・ブランシェットという噂。
★『ドッグヴィル』(公式サイト)
http://www.gaga.ne.jp/dogville/index.shtml
★こちらもGyaOで無料放映中(5月31日まで)。
http://www.gyao.jp/cinema/
【漫画】『ドッポたち』 小泉吉宏
2006.05.25(Thu)
小学校の転校生は、恐竜だった…。![]() | ドッポたち―ちがっててもへいきだよ 小泉 吉宏 (2005/07) 幻冬舎 この商品の詳細を見る |
読売新聞夕刊の連載四コマ漫画らしい。
この著者といえば『ブッタとシッタカブッタ』シリーズ。
![]() | ブッタとシッタカブッタ〈1〉こたえはボクにある 小泉 吉宏 by G-Tools |
このシリーズが好きだったので、
どんなものかと読んでみた。
内容は、
普通の小学校に転入してきた恐竜「青山ドッポ」と、
クラスメイト達との日常生活。
一つの集団に異なる生物が現れたことで見えてくるものを、
著者らしくさらりと描いている。
ところどころでハッとさせられたり。
後半にはドッポのお祖父さんも登場。
衣装といい、何となくヨーダ(@スターウォーズ)ぽいので、
面白くなりそう…というところで1冊が終わってしまった。
個人的には『シッタカブッタ』シリーズの方が好き。
でも毎夕読むのと本として読みのとでは違うのかも。
ドッポ=独歩なのかな。
我が家は朝はいしいひさいち、夕方はしりあがり寿。
日曜版には池田理代子の『ベルばらKids』(なぜ今頃…)。
★「ベルばらKidsわ〜るど」
http://www.asahi.com/bbkids/
西原理恵子も毎日新聞に漫画を描いているそうですな。
★「毎日かあさん」
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/women/etc/riezo/
新聞に連載された漫画で一番読みたいのがこれ。
| ひなちゃんの日常 南 ひろこ (2005/03) 産経新聞出版 この商品の詳細を見る |
【本】『青い犬の目―死をめぐる11の短篇』 ガルシア・マルケス著
2006.05.22(Mon)
マルケス初期の短編集。青い犬の目―死をめぐる11の短篇
ガルシア マルケス Garcia Marquez 井上 義一

ガルシア・マルケスと言えば、『百年の孤独』。
百年の孤独
G. ガルシア=マルケス Gabriel Garc´ia M´arques 鼓 直

この本を読んだ時の衝撃は忘れられない。
数日の間、作品世界から抜け出せなかった。
今でも好きな本の1冊。
『青い犬の目』は著者マルケスの初期の頃の短編を集めたもの。
副題の通り、どれも「死」が関わっている。
『百年の孤独』のような幻想的な面は後半になってやっと現れるが、
それまでの作品はどれも堅くて若さを感じる。
死について考える、若い青年マルケスの姿が目に浮かんだ。
正直に言ってしまうと、作品全体を通してあまり魅力を感じなかった。
マルケスが好きで、興味のある人はどうぞ、といったところ。
【本】『パパ・ユーアクレイジー』 W・サローヤン著
2006.05.21(Sun)
作家の父と10歳の息子の海辺の家での物語。パパ・ユーアクレイジー
伊丹 十三


母と妹の元を離れ、父とマリブの海岸の家に移り住んだ息子。
この父と息子の会話がとても心地良かった。
互いを思いやる距離感と空気感。
会話の中にさりげなく挟み込まれている人生訓。
思っていることを口に出して説明することって大事だなと。
日本の親子だと、
「言わずとも分かる・分かってくれる」というところがあるけれど、
でもそれは違うんだよね。
母と娘バージョンもあるようなので、読んでみようと思っている。
ママ・アイラブユー
W. サローヤン 岸田 今日子 内藤 誠

【本】『残酷人生論―あるいは新世紀オラクル』 池田晶子著
2006.05.19(Fri)
考えることは、悩むことではない![]() | 残酷人生論―あるいは新世紀オラクル 池田 晶子 (1998/03) 情報センター出版局 この商品の詳細を見る |
「残酷人生論」といっても、毒舌で滅多切りにしているわけではなく、
平易な言葉で書かれているので読みやすい。
「生死」「自由」「わかる」「幸福」等10のテーマを取り上げ、
各テーマごとに5つの短いコラムが書かれているという構成。
なかなか面白かった。
冒頭の「考えることは、悩むことではない」の一文だけでも、
目からウロコ。
自分の頭で「考えること」の重要性を改めて感じさせられたのだが、
この点についての指南はない(ヒントはあるが)。
著者のように生まれながらに考えることが好きで、
考えることが出来る人なら、
さぞや人生はスッキリしていていいだろうなと思ったり。
著者とは正反対で、
「考える」方法が分からないと常日頃思っている身としては、
いささか途方にくれてしまったり。
よくあるメンタルヘルス本のような「人生論」ではなく、
哲学を学んだ著者による哲学風味の人生論は、ちょっと新鮮だった。
【DVD】『六月の勝利の歌を忘れない』 岩井俊二監督作品
2006.05.16(Tue)
2002年日韓サッカーワールドカップ、日本代表密着ドキュメント作品。
![]() | 六月の勝利の歌を忘れない 日本代表、真実の30日間ドキュメント DVD-BOX 岩井俊二 (2002/11/20) ポニーキャニオン この商品の詳細を見る |
ドイツワールドカップに出場する日本代表23人が正式発表されました。
茫然自失のドーハから12年、
初出場に鳥肌が立ったフランス大会から8年。
涙雨に霞んだ宮城県から4年。
あっという間でしたね。
長いようで短かった、
短いようで長かった4年間。
もう一度リストに載って欲しいと願った選手の名はやはりなく、
分かってはいたものの、アンニュイな1日でした。
何となく見返したのが、このDVD。
日韓ワールドカップに出場した日本代表に密着取材した、
ドキュメンタリーです。
試合前後のロッカールーム、練習風景、息抜きのパーティーなど、
ふとした瞬間に垣間見える選手達の表情や言葉に、
笑わされたり、ホロリとさせられたり。
4年後はどうなるかなど知る由もない選手達―。
DVDのラストは、中田英寿が撮影する中山雅史の言葉で終わります。
切ない…。
ゴンは意外と記録男。
次回アフリカでロジェ・ミラの記録を抜くといい。
なんちゃって。
大会毎に成績を上げている日本代表。
さて今回は果たしてどうなることやら。
私はひっそりとスウェーデン代表を楽しみにしていたりします。
【本】『ひらがな日本美術史3』 橋本治著
2006.05.14(Sun)
シリーズ第3巻は、安土桃山時代を取り上げている。![]() | ひらがな日本美術史〈3〉 橋本 治 (1999/12) 新潮社 この商品の詳細を見る |
相変わらずこのシリーズは面白い。
美術品の解説のみに留まらず、その時代背景も説明してくれるので、
読んでいて目からウロコが落ちる落ちる。
イラストレイターとしての著者の視点も効いている。
多少妄想気味?という部分もあるが、
そういう発想の仕方があるのかと驚かされる。
この第3巻では知らなかった美術品が多く、楽しかった。
取り上げられている作品の写真がちゃんと掲載されている点もいい。
「日光東照宮」と、「変わり兜」が個人的に印象に残った。
日光東照宮は修学旅行で行ったことがあっただけに、
この本を読んでおきたかった…と。
変わり兜は文字通りの変った兜の写真が沢山。
裸の胸を半分むき出しにした鎧など初めて見た。
次巻を読むのが楽しみだ。
【本】『ささやかだけれど、大切なこと。』 ポール・ウィルソン著
2006.05.13(Sat)
疲れたら、パッと開いてみよう。![]() | ささやかだけれど、大切なこと。 ポール ウィルソン (1999/05) 河出書房新社 この商品の詳細を見る |
小さな本に、心と体をリラックスさせる方法が詰まっている。
1ページに大きな活字で数行、という書き方なので、
すぐに全体を読み通せる。
そしてその後は、
疲れやストレスを感じた時に、パッと開くという読み方がいい。
この手のストレス対処法本は沢山あるが、
イラついている時に細かな活字の長文を読む気はしない。
その点をうまく考慮して作られた本。
【本】『白檀の刑』上下巻 莫言著
2006.05.10(Wed)
泥と血に塗れた中国土着田舎芝居。![]() | 白檀の刑〈上〉 莫 言 (2003/07) 中央公論新社 この商品の詳細を見る |
![]() | 白檀の刑〈下〉 莫 言 (2003/07) 中央公論新社 この商品の詳細を見る |
舞台は中国。
約100年前の清朝末期、山東省高密度県。
ドイツが山東省を無理矢理租借し、鉄道を引こうとしている。
そんな中、主要人物5人の絡み合う縁を中心に話は展開していく。
犬や豚の落としを生業にする家の嫁、美貌の眉娘。
その夫で愚鈍な小甲。
その父趙甲。
眉娘の父孫丙。
そして、県知事銭丁。
各章をそれぞれの人物が語る形式となっており、
読み進むと共に、
その人物の過去や事情や心情が分かってくるという次第。
そこに清王朝で主席処刑人だった趙甲の処刑に関する美学や、
地方劇の座頭だった孫丙が得意とした「猫腔」(即興節)が絡み、
独特の世界を醸し出している。
純文学と言うよりも、
中国の田舎の芝居を見たようだった。
芝居には常に個人の好き嫌いがつきものだが、
私にはこの芝居は全く駄目だった。
凄惨な描写が多いので要注意。
第1回鼎鈞文学賞受賞作品
【雑誌】『ダ・ヴィンチ 2006年06月号』 メディアファクトリー
2006.05.08(Mon)
今月はコミックエッセイマガジン『別ダ』付き。![]() | ダ・ヴィンチ 2006年 06月号 [雑誌] (2006/05/06) メディアファクトリー この商品の詳細を見る |
今月号の目次はこんな感じ。
http://web-davinci.jp/contents/guide/index.php
いつも最初に読むのが山岸凉子のバレエ漫画、
『舞姫(テレプシコーラ)』だ。
舞姫(テレプシコーラ) 8 (8)
山岸 凉子
バレエに取り組む年子の姉妹が主人公。
このところは順風満帆だった姉が、
初めて体験する最悪の出来事に苦しむ状況が続いており、
読んでいて辛い。
でもこれまで挫折を知らなかった優等生の姉のこれからを、
著者がどう描いていくのかは非常に興味深い。
今月号の特集記事は、ターシャ・テューダー。
なぜ今彼女の特集なのかと思ったら、
メディアファクトリーがDVDを出すのね…。
表紙の人物が先月に続いて今月も誰なのか分かりませんでした…。
『別ダ』はいらない。
自分の生活を描いた自意識過剰漫画はお腹一杯。
『ダーリンは外国人』のおめでたいニュースと、
『ミーハーサッカー2006』くらいですかね、
それなりに読めたのは(ジュビロ&ゴンサポだし)。
…と思ったら『ダーリンは外国人』シリーズも、
『ミーハーサッカー』シリーズもメディアファクトリーなのか…。
いやはやなんとも…。
まあ、この価格でこれだけ本の情報が詰まっている事は有難いので、
これぐらいはいいか。
★「WEB ダ・ヴィンチ」
http://web-davinci.jp/index.php
【本】『「読んで身につけた」40歳からの英語独学法』 笹野洋子著
2006.05.07(Sun)
47歳で翻訳家デビューを果たした著者の英語独学法。![]() | 「読んで身につけた」40歳からの英語独学法 笹野 洋子 (2002/02) 講談社 この商品の詳細を見る |
まずは著者が英語に興味をもつまでと、
独自の独学法を掴むまでの試行錯誤が導入部分として書かれている。
そしてメインの部分。
英語力を向上させる4つの基本―「話す」「読む」「聞く」「書く」
についてそれぞれの解説があり、
最後は「英語をものにするための三つの条件」で締めている。
更に著者が翻訳した小説から、
覚えておくと役に立つフレーズをストーリー仕立てで紹介。
ペーパーバックを読みたくさせてくれるオマケつき。
音読の大切さと、英語の「勘」を養うことの大切さを、
改めて実感させられた。
幸い著者が勧めているNHKラジオ英会話を利用しているので、
明日からはこの本で読んだことを活かして、
心機一転頑張ろうと思った。
NHKの英語講座を聞いているけれど、
どうも進展しない、マンネリ気味という、
私のようなタイプにはいい刺激になる本だと思われる。
【本】『私自身の見えない徴』 エイミー・ベンダー著
2006.05.05(Fri)
10歳の誕生日、モナは「止めること」を始めた。![]() | 私自身の見えない徴 エイミー ベンダー (2006/03) 角川書店 この商品の詳細を見る |
少女から大人になる過程の女の子の心理状態が、
とてもよく描かれおり、読んでいてひりひりする。
もやもやした焦燥感、不安感とイラつき。
読んでいるととても疲れるし、苦しくなってしまう。
数字を絡ませた、モノクロの世界。
最終章で、モナはかつて父親が話してくれた物語を教え子に話す。
その物語は、父親がしたものとはラストが変わっている。
その変化にモナの成長の「徴」が表れており、
長くこの物語に付き合ってきた読者としても救われるのだ。
【その他】 FIFAワールドカップ ファンタジーゲーム
2006.05.03(Wed)
「Yahoo!スポーツ ファンタジーサッカー」http://soccer.yahoo.co.jp/fantasy/jleague/index.html
に参加しています。
2002年から始まった、サッカーシュミレーションゲームです。
参加者が監督となって自チームを持ち、
実際のJリーグ全チームから選手とフォーメーションを選びます。
Jリーグの実際の試合結果から各選手に「ファンタジーポイント」が付き、
チームの合計得点で順位が決まる、というものです。
無料で参加可能のゲームですが、最終結果によって賞品がもらえます。
2002年度終了時には、上位入賞記念賞品を頂いたことがあったりします。
嬉しかったなあ。
サポチーム以外にも目が向くようになり、毎年楽しませてもらっています。
そんな中、こんな嬉しいお知らせを見つけました。
「FIFAワールドカップ ファンタジーゲーム」
http://fifaworldcup.yahoo.com/06/jp/e/ff/index.html
いよいよ来月開催のサッカードイツワールドカップを舞台にした、
ファンタジーサッカーゲームです。
5月18日から登録開始の模様。
これは楽しみ!参加する予定です。
「Yahoo!スポーツ ファンタジーサッカー」も、
「FIFAワールドカップ ファンタジーゲーム」もYahoo! IDが必要ですが、登録は無料。
ワールドカップの新たな楽しみ方のひとつとして、考えてみてはいかがでしょうか。
【本】『家なき鳥』 グロリア・ウィーラン著
2006.05.02(Tue)
13歳で未亡人となったインドの少女コリーの物語。![]() | 家なき鳥 グロリア ウィーラン (2001/12) 白水社 この商品の詳細を見る |
一家の食い扶持を減らすために娘を嫁に出す。
持参金目当てで嫁を取る。
ある寺院町では当たり前に起こる驚くべき出来事。
―女性にまるで人権のないインドの描写が、
事実だということに驚かされた。
主人公の少女コリーは、13歳にしてそんな社会の中に放り出される。
悲惨と言わざるを得ない状況の中、
著者はコリーを通して、
人生において何が大切なのかということを示していく。
前向きな意志、美しい心、教育、芸術、職、そして、愛。
コリー唯一の財産で、
これだけは失わずにおこうとしていた銀のイヤリングを、
処分されそうになった、
タゴールの詩集と交換してしまうところが印象的だった。
ちなみにタイトルの『家なき鳥』はタゴールの詩から。
ヤングアダルト向けの本だけに、
悲惨な状況とはいえ全体的を通して雰囲気は明るい。
ハッピーエンディングを迎えるが、
お金持ちのハンサムな男性と結婚して終わり、
というものとはちょっと違う点が、いかにも現代向きで好感を持った。
また、コリーが才能を発揮するのが刺繍なのだが、
インドにもキルトがあるとはこの本で初めて知った。
見てみたい。
悲惨な状況に置かれても、
コリーは卑屈になることなく、希望を失わなかった。
どんな状況に置かれようと、
人生を幸せに生きられるかどうかは、自分の心次第なのだ。
【雑誌】『NHK ラジオ徹底トレーニング英会話 2006年 05月号』
2006.05.01(Mon)
最も手軽な英語学習番組とそのテキスト。NHK ラジオ徹底トレーニング英会話 2006年 05月号 [雑誌]

学生時代を終えてからも、なぜか聞き続けているこの番組。
★「NHK ラジオ徹底トレーニング英会話 テキスト ホームページ」
http://www.nhk-book.co.jp/gogaku/lets/
前の講師だった大杉正明氏の頃から聞き始めて、何年になるのやら。
現在の番組に替わった時には馴染めず、
『ビジネス英会話』を聞いていたことも。
リスニングには『ビジネス英会話』の方が、
量が多くて良かったのだけれど、
ビジネス英語を使うことはないので、再び出戻り。
やはり講師の岩村氏やゲストの男女の声が好きではないのだけれど、
何とか続いています。
★「NHK英語講座公式ガイド2006」
http://www.nhk-book.co.jp/gogaku/2006/
を見ると、テレビ・ラジオ共々結構種類がありますね。
でも不満点が。
ほとんどがリスニング中心なのですよね。
英作文の番組があったらなあと思います。
リスニングは大分出来るようになってきたのですが、
いざ自分から話そうとすると(文を書こうとすると)、
出来ないのですよ…。
この辺りの解決法や勉強法をご存知の方がいたらお助けを。
★「NHK英語講座公式ガイド2006〜あなたの英語力を測る!
英語力測定テスト」
http://www.mailservice.jp/nhk_book/guide2006/
レッツ・トライ!やってみましたが、
100点でした(難しくないということです…)♪
★「テレビで留学!」
http://www.nhk-book.co.jp/text/gogaku/e18_t_ryuugaku.html
この番組が唯一「自分でどう話すか」を考えさせてくれて、
面白かったです。昨年度は。
まだ今年は見ていないので、今月から見る予定。
大杉氏は現在こちらの担当。
★「いまから出直し英語塾」
http://www.nhk-book.co.jp/text/gogaku/e12_t_denaoshi.html
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