【本】『海の上の少女―シュペルヴィエル短篇選』 ジュール・シュペルヴィエル著
2006.07.02(Sun)
なんだかとても不思議な世界。
海の上の少女―シュペルヴィエル短篇選 / ジュール シュペルヴィエル
架空の世界や動物、神話や聖書を題材とした、
20の短篇が収められている。
詩人として始めた著者だけに、
文章がとても滑らかで読みやすく、美しい。
しかし内容は、
どれも人間の内面について描いており、
単に美しいだけのお話ではない。
美しい文章で、醜い人間の内面について書いている点が、
どこか不思議な雰囲気を醸し出しているのかもしれない。
海の上にひとり居続ける永遠の12歳の少女を描いた表題作が、
とても幻想的かつ哀しくて印象に残った。
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