【本】『若かった日々』 レベッカ・ブラウン著
2007.01.16(Tue)
「いろんなものが、私がまだ若かったころのように見えたらいいのに」![]() | 若かった日々 レベッカ・ブラウン (2004/10/21) マガジンハウス この商品の詳細を見る |
自分はもう子どもではない、若くはない、
と思うきっかけは色々あると思うが、
両親を亡くした、というのも大きなきっかけになると思う。
この本はそんな両親を亡くした著者が、
父母の思い出と共に自らの「若かった日々」を描いた連作短篇小説。
両親への想い、
離婚し去っていった父との葛藤、
共に暮らし、最期を看取った母のこと、
同性への愛の目覚めなどを、
著者特有の淡々とした透明感のある文章で綴っていく。
読後とても切なくなってしまった。
作品を読みながらもう一度自分の思春期を振り返えざるを得ず、
老いたな…と感じている私の両親との日々も、
もはや永遠に続くことはないのだいうことに目を向けさせられてしまった。
原題は『The End of Youth』で、若さの終わり、といったところ。
でも若さが終わることを否定的な面だけで捉えるのではなく、
年を取るごとに、物事を許し受け入れることが出来るようになっていく、
という肯定的な面も描かれているように感じた。
両親を今まで以上に大切にしたいし、
一緒にすごす時間をもっと増やして親孝行をしたいと強く思った。
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