【雑誌】『月刊 flowers (フラワーズ) 2007年 10月号』 小学館
2007.08.31(Fri)


今月号のおすすめは、『7SEEDS』と『町でうわさの天狗の子』。


月刊 flowers (フラワーズ) 2007年 10月号 [雑誌]月刊 flowers (フラワーズ) 2007年 10月号 [雑誌]
(2007/08/28)
不明

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今月号の目次と粗筋はこちらからどうぞ。↓
http://flowers.shogakukan.co.jp/magazine/magazine_65.html

感想など。

『2100年メガネの旅』 東村アキコ
 …絵が微妙だと思いましたが、ストーリーによっては活きるかも。
  今回の作品はダメでした。女の子女の子している作風は苦手です。

『7SEEDS』 田村由美
 …ナツを見てるとイライラするのですが、10代の頃って多かれ少なかれあんな感じですよね。自意識過剰。
  もう少し年を取ったら楽になるから頑張れ。
  ひばりちゃん可愛い。牡丹さん生存希望。捕まっているのは植物?

『風光る』 渡辺多恵子
 …セイ&沖田はどうでもいいので、早く話を進行させて欲しいです。

『暁のARIA』 赤石路代
 …ありあが夏王と結ばれるフラグが立った模様。

『町でうわさの天狗の子』 岩本ナオ
 …今までの連載の中では一番良いですね。
  瞬は普通の人間だと思うのですが、天狗は修行すればなれるものなのですか?

『デレクとハナのシネマのレシピ』 遠藤佳世
 …「フットルース」のケヴィン・ベーコンは可愛かったなあ。
  まさか悪役で復活するとは思いませんでした。
  サラ・ジェシカ・パーカーも出演していたのね。記憶にない…。

フットルースフットルース
(2006/09/08)
ケビン・ベーコン、ロリー・シンガー 他

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  この映画はサントラも良かったです。
  ケニー・ロギンスのタイトルチューンや、
  デニース・ウィリアムスのLet's Hear it for the boys は当時大ヒットしました。懐かしい…。
  改めて収録曲を見てみると、なかなか良い曲選択です。

フットルースフットルース
(2004/10/20)
サントラ、ケニー・ロギンス 他

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『世界の終わりにたった1人で<前編>』 萩尾望都
 …最後の絵を抱えたテルヒが『ポーの一族 (1)』のアランだー!と。
  あの頃の絵のタッチに戻って欲しいなあ。次回が楽しみです。

『蜃市』 諏訪緑
 …ずっと気になっていたのですが、背景が描けない漫画家さんですよね。
  いつものっぺりしてしまっている。絵自体は綺麗なだけに惜しいです。

『ドリームランドEXP.』 大竹サラ
 …フィトンチッドが「フィトン(植物が)チッド(殺す)」という意味だとは。

『しろくまカフェ』 ヒガアロハ
 …パンダくんはしろくま・ペンギンと同じ年齢だと思っていました。子供なのか…。

『ハリソンさんの傘』 奈知未佐子
 …前半と後半の繋ぎに無理があるような。今回は残念。

『山猫天使』 名香智子
 …女装した男性と美形男性の恋愛が最近のお気に入りの模様。 
  今回はちゃんと話を終わらせて欲しいものです。

『たんぽぽの綿毛』 小沢真理
 …この作品から何を感じたらいいのかが分からないです。

『LEGAの13』 やまざき貴子
 …微妙に描き込みの細かさが緩和されたのか、読みやすかったです。

『ドリームスケープ』 江平洋巳
 …すみません。読めません。

『ろまんが』 新井理恵
 …あと4回でどう収拾を付けるのでしょうか。
  コンチと菊花の恋愛ものにしたのは大失敗だったと思います。

『アイスフォレスト』 さいとうちほ
 …クレイン=ものすごく美形なプルシェンコ?

今月号はそれなりに読み応えがありました
『7SEEDS』と『町でうわさの天狗の子』が良かったです。

来月号の予告はこちらからどうぞ。↓
http://flowers.shogakukan.co.jp/magazine/magazine_155.html

小玉ユキの新連載が楽しみです。
【本】『模倣犯』 宮部みゆき著
2007.08.26(Sun)

世間を舐めるんじゃねえよ。



模倣犯1 (新潮文庫)模倣犯1 (新潮文庫)
宮部 みゆき

模倣犯2 (新潮文庫) 模倣犯3 (新潮文庫) 模倣犯〈4〉 (新潮文庫) 模倣犯〈5〉 (新潮文庫) ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)

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良かったです。

画像の帯には「現代ミステリの金字塔!」とありますが、
ミステリーを期待して読むと肩透かしを食らいます。
それだけミステリー小説としての内容には突込みを入れたくなる部分が多かったです。

でも、この本の主題は、犯罪を推理し解決することではなく、
連続殺人事件に巻き込まれた人々を描くことにあったのだと思います。
その点が圧巻でした。

“巻き込まれた人々”として、犠牲者の家族以外にも、
第一発見者の一家惨殺事件の生き残りの少年、警察、マスメディア、ルポライターなど、
数多くを扱っているので、作品は長くなってしまっています。
それでも、被害者の家族や犯罪者とされてしまった家族の心理状態、
被害者やその家族とその他の人々との深い溝、
人として頭がいいとはどういうことなのか等々、読み応えがありました。

主犯格の青年の心理描写も、今時の若者らしくリアルでした。
自分は世界の王様で、他人など書割でしかないと思っている…。
その分、孫娘を殺された豆腐店の老人が青年に語りかける内容には、説得力がありました。

その後事件が解決してカタルシスを得、やれやれほっとした、
と思った矢先に描写される豆腐店の老人の姿には、
一発殴られたような気持ちになりました。

どれだけ分かったような気になっても、
関係のない人間にとっては結局は他人事なのですよね。
解決されれば、「ああ良かった」。それで終わり。
でも被害者の家族にとっては違う―。
自分のふがいなさ加減が情けなかったと同時に、犠牲者の家族の苦しみに胸が痛締め付けられました。

犯罪なんてこの世からなくなって欲しい、と改めて心の底から思いました。
【本】『回転する世界の静止点──初期短篇集1938-1949』 パトリシア・ハイスミス著
2007.08.21(Tue)


永遠に何も起こらなかった朝。



回転する世界の静止点──初期短篇集1938-1949 回転する世界の静止点──初期短篇集1938-1949
パトリシア・ハイスミス (2005/01/21)
河出書房新社

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とても良かったです。

アラン・ドロン主演の映画「太陽がいっぱい / アラン・ドロン、マリー・ラフォレ 他」、
そのリバイバル作品の「リプリー / マット・デイモン、ジュード・ロウ 他」。
これらの映画の原作となった本を書いたことで知られる著者の、
初期の短篇が14作品収録されています。

原作本の『太陽がいっぱい (河出文庫) / パトリシア ハイスミス』を読んでいたり、
前述の映画をご覧になった方なら想像が付くと思いますが、
この本に納められている作品も、
成功を夢見た人間がその直前に突き落とされる、という内容のものが多いです。

その“成功”といっても、
ささやかな、普通の人が誰でも抱くようなものであるのに、
そんな希望をものの見事に打ち砕いてしまいます。
どうしてこんな救いのない話ばかり書いたのか、知りたいところですが…。

そんな中、出色だったのがタイトルになっている、『回転する世界の静止点』です。

公園に幼い息子を連れてきた女性が、同様の金髪の女性を見かけます。
仲良く一緒に遊ぶ互いの息子達。
しかし女性は心ここにあらずといった風情の金髪女性に声をかける気がせず、
それとなく観察し続けます。
そんな時、ベンチに腰掛けた金髪女性の隣に、男性が腰を下ろして―。

この作品もほろ苦い話なのです。
金髪女性と男性の二人の世界がとても切なくロマンティックであるが為に、
そんな世界を垣間見た、
主婦として決まりきった日々を送る主人公の女性の心境が際立っています。
また、二人の切ないロマンティックさが、
他の作品とは違った雰囲気をこの作品に与えており、魅力的に感じました。

もう一つ印象に残ったのが、
『ドアの鍵が開いていて、いつもあなたを歓迎してくれる場所』という作品です。
ニューヨークで一人暮らしをしている女性の話ですが、
現代の女性と全く同じ状況と心理描写で、驚かされました。

全体を通して、
今から50年以上前に書かれたとは思えない文章と内容であり、
古さを全く感じませんでした。
また、映画のような映像が目に浮かぶようなので、著書が映画化されたことも頷けます。

終始冷徹な筆使いで描かれる日常の日々と人間の心理描写―。
どうしてこんなに冷酷なのかとページをめくりつつ、
ラストに収録されている、
『ルイーザを呼ぶベル』で温かな気分になることが出来たのが嬉しかったです。
【雑誌】『モーニング2 2007年 9/1号』 講談社
2007.08.18(Sat)


『ファンタジウム』『不思議な少年』『聖☆おにいさん』が良かったです。



モーニング2 2007年 9/1号 [雑誌] モーニング2 2007年 9/1号 [雑誌]
(2007/08/09)
講談社

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今号の目次はこちらからどうぞ。
http://www.e-1day.jp/morning2/magazine/index.html

感想など。

『世界の終わりの魔法使い 〜小さな王子さま〜 』 西島大介
 …新連載。表紙になっています。
  この通りの可愛い絵柄で魅力的なのですが、
  “魔法世界の恋愛物語”というのは私の年齢で読むには辛いです。

『Danza ダンツァ』 オノ・ナツメ
 …今回は残念。よくある兄弟間の話。独特の絵も活きず。

『BEATITUDE』 やまだないと
 …ショータローとフジヲの出会い編。
  そこはかとなく漂うやおい感が淫靡な雰囲気を醸し出していてよろしいかと。
  三角関係になるのかな。

『ファンタジウム』 杉本亜未
 …今号で一番良かったです。
  天賦の才、障害、いじめ、信頼…。これらのことをありがちな綺麗事にまとめず、
  こちらの予想を少しずつずらしながら展開させて、おお、と思わせる辺りは凄いなと。
  次回体育教師がどう出るのかが心配です。
  
『×天[ばってん]』 安宅十也
 …これまでの“主人公が事件解決&説教して終わり”パターンから一転、ギャグ路線に。
  『るろうに剣心』の同人誌のような…。

『前夜祭』 小田扉
 …最も苦手なジャンル。中学生女子の友情話。目が滑ってしまいました。

『聖☆おにいさん』 中村光
 …これは面白かったです!ストライクゾーンに剛速球。
  バットも振れずに三振する心地良さ。次回が楽しみです。

『不思議な少年』 山下和美
 …これも良かったです。いつもとは違う絵柄のムメキクちゃんが可愛い!
  不思議な少年が焦るという珍しい展開に、萩尾望都の『銀の三角』を思い出しました。
  大事件を止めたいが為にあらゆる手立てを企てる永遠の時間を生きる者―。

銀の三角 (1982年) 銀の三角 (1982年)
萩尾 望都 (1982/08)
早川書房

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 こちらも次回が楽しみです。

『羣青(ぐんじょう)』 中村珍
 …殺人者とその共犯者の女二人組が、逃走中に出会う女性との物語。
  女の私は何とか読めますが、男性にはきついのでは。
  絵がひどすぎる点もどうにかして欲しいものです。

『小田原小鳩』 鈴屋あやめ
 …20代半ばの女性達の悩める話。これは女性誌に掲載した方がいいと思います。

『短編漫画 寿命』 笠辺哲
 …独特な不思議な絵柄が苦手だったりします。
  なぜだか背筋に冷たいものが走るのです。
  おまけにストーリーも静かにブラックなのですよね…。
  この作品もどう読んだらいいのか考え込んでしまいました。

『変ゼミ』 TAGRO
 …これはダメです。全く受け付けません。
  「変態ゼミ」になっていないことと、女性として嫌悪感を抱く描写がある点が、その理由です。

『超絶変身!!アースカイザー』 くぼたまこと
 …普通。可もなく不可もなく。

『TRIBAL GEAR(トライバル・ギア)』  和泉雄己
 …絵はとても上手いのですよ。でもストーリーが分かり辛すぎる。
  この絵で『世界の終わりの魔法使い』をやったらいいのではと思いました。

『荒呼吸〜女の危機管理〜』 松本英子
 …今回は面白かったです。予知能力か…。私には皆無です。

『サイバー越中ダンススクール20××』 アダチケイジ
 …なぜ毎号掲載されているのか不思議。全くもって理解不能です。



『モーニング』は男性誌だと思うのですが、『モーニングツー』は女性向けのように感じました。
前号で終わってしまった『チャイ・スー』のような、
骨太な正統派男性漫画が読みたいと思ったのが、今号を読んだ感想でした。

次号は10月6日発売です。
予告はこちらからどうぞ。
http://www.e-1day.jp/morning2/magazine_next/  
【本】『失われた探険家』 パトリック・マグラア著
2007.08.15(Wed)


腐敗、血、信頼できない語り手



失われた探険家 (奇想コレクション) 失われた探険家 (奇想コレクション)
パトリック・マグラア (2007/05)
河出書房新社

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1950年、ロンドン生まれの著者の短篇集です。
全部で19の作品が収録されていますが、すべてに共通しているのが怪奇な雰囲気です。
暗くて、怪しい…。

印象に強く残ったのは、「腐敗」と「信じられない語り手」です。

どの作品にも腐るものが登場します。
なぜこうも「腐敗」するものを登場させるのか、
そしてそれが効果的かどうかは些か疑問に感じましたが…。

幾つかの作品は、「信じられない語り手」が一人称で語る物語となっています。
人は自分の都合のいいように話をする、という著者の考えからの手法のようです。
主人公の語りで進む物語は、
読み進む内に次第に歪んだものであることに気付かされていきます。
主人公にとっては正しいことが、他人である読者から見れば常軌を逸しているという…。
所謂「妄想」話だと分かっていても、背筋が冷たくなる瞬間がありました。

良かったと思った作品は、
『天使』…ニューヨークで天使と出会った男の話。「天使」と「腐敗」の組み合わせが秀逸。
 上手くすれば傑作になったのに。
『マーミリオン』…アメリカ南部の農園屋敷を見つけた女性がその歴史を追う。
 収録作品の中で一番読みやすく、ロマンティックですらある話。
『吸血鬼クリーヴ あるいはゴシック風味の田園曲』…「信じられない語り手」モノとしては、
 この作品が主人公の妄想振りが現れるのが最もゆっくりとしていて、その分楽しめました。
 イギリスという舞台設定も効果的だったと思います。

どの作品も読後すっきりすることは出来ません。
澱んだ空気が漂います。
また、すべてが中途半端という印象を受けました。
モチーフはいいのだけれど、上手く組み合わせ切れていないという感じで、
読んでいて歯痒くなったり。
でも「信じられない語り手」の話は良かったと思います。
人間の精神が崩壊する様や、正常だと思っていた人が実は…という描写には、
息を呑ませるものがありました。
著者の父親が院長をしていた精神病院のそばで育ったということが影響しているのでしょうか。

著者の長編作品『閉鎖病棟』というのが良いらしいので、
そちらも読んでみたいと思いました。

閉鎖病棟 閉鎖病棟
パトリック マグラア (1999/06)
河出書房新社

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【雑誌】『ダ・ヴィンチ 2007年 09月号』 メディアファクトリー
2007.08.11(Sat)


『100万回生きたねこ』



ダ・ヴィンチ 2007年 09月号 [雑誌] ダ・ヴィンチ 2007年 09月号 [雑誌]
(2007/08/06)
メディアファクトリー

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今月号の目次はこちら↓からどうぞ。
http://web-davinci.jp/contents/guide/index.php

今月号は特集1の「悲しみを知った夜は『100万回生きたねこ』を読み返す」と、
山岸凉子の短期連載バレエ漫画『ヴィリ』最終回が目玉でした。

『ヴィリ』は、作者はこの作品で何をしたかったのかなと思いました。
『テレプシコーラ』の1部があんな形で終わってしまったことの厄払い?
中途半端という印象しか持てなかったことが残念でした。

次号は魔夜峰央の“読み切りバレエエッセイ漫画”が掲載されるそうで、楽しみです。
『パタリロ!』はまだ続いているのでしょうか。

100万回生きたねこ 100万回生きたねこ
佐野 洋子 (1977/01)
講談社

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この絵本は一度だけ読んだことがあります。
名作だと聞いていたので期待が大きすぎたのか、
あるいはたまたまその時の自分には合わなかったのか、
もうひとつピンと来なかったことを覚えています。

今回の特集の中で、
真言宗大僧都の宮崎信也という人が、
仏教の観点からこの作品を解釈しているのですが、
これがなかなか興味深かったです。

この作品は、
・一般的な見方
・仏教的な見方  
の2つの見方が出来るとして解説しているのです。

とても面白い内容でした。
『100万回生きたねこ』を改めて読みたくなってしまいました。

100万回生きたねこ Special Box 100万回生きたねこ Special Box
佐野 洋子 (2003/12/01)
ジュンプランニング

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ちょっと怖いな、このねこ…。


付録の『別ダ コミックエッセイ劇場』は、良くも悪くも相変わらず。
自分語りのエッセイ漫画には飽き飽き。
特に伊藤理佐の『りさ’ず ばー』は、お酒が飲めない私にはうんざりの作品。
常に謝りながらも、酒癖の悪さを治す気などさらさらなし。
それが売りになるのだからいいよなあ…。

小中学生時代の話や子供の話、こじゃれた系も好きになれないです。
読めたのは『桃色書店へようこそ』と『独りでできるもん』。
『桃色…』はAV業界の裏側を垣間見ることが出来て面白かったです。

裏表紙はガチャピン。
ガチャピン責任編集の『別冊ガチャピン』ということになっています。
数ページを使って緑と赤と黄色のスイーツの写真が掲載されています。微妙…。

★WEBダ・ヴィンチ
http://web-davinci.jp/index.php

★コミックエッセイ劇場
http://www.comic-essay.com/
【本】『ボンボンと悪夢』 星新一著
2007.08.01(Wed)


ショート・ショート36編を収録



ボンボンと悪夢 (新潮文庫) / 星 新一

18824824.jpg


yom yom (ヨムヨム) 2007年 07月号 [雑誌] yom yom (ヨムヨム) 2007年 07月号 [雑誌]
(2007/06/27)
新潮社

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において星新一ミニ特集がありまして、ショート・ショートが3作品掲載されていました。
その中の『鍵』という作品が良かったので、他の作品も読んでみようとトライ。

36編のショート・ショートが収録されています。
前半はSFや現実社会でのファンタジーのような幻想的な作品があって楽しかったのですが、
後半はほぼ同じような話で多少退屈してしまいました。
『鍵』以上の作品に出会うことは出来ませんでした。残念。

ショート・ショートでも、
読後にオチがそうきたかということ以外にもうひとつ、
何かが欲しいのですよね。

その点において、『鍵』は余韻がとても良かったので印象に残りました。
『鍵』は、道端で偶然鍵を拾った男がその鍵の使い場所を探して旅に出るが…というお話。
鍵を小道具に人生を語ります。
普通ショート作品はオチでニヤリとさせられるものが多いと思うのですが、
この作品はオチの後に考えさせられてしまうのです。
さらに作品全体に漂う幻想的な雰囲気といい、奥深くて素敵なショート作品になっています。

星新一作品を読んだのはこれが初めてなのですが、
ファンタジー風というよりは現実的な作風の人なのかな。

ちょっと何か読みたい、という時に良い本だと思います。
おすすめの作品があったら教えて下さい。


妄想銀行 妄想銀行
星 新一 (1978/03)
新潮社

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『鍵』が収録されています。



星新一 一〇〇一話をつくった人 星新一 一〇〇一話をつくった人
最相 葉月 (2007/03)
新潮社

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こちらは著者について書かれた本です。