【本】『オートフィクション』 金原ひとみ著
2006.12.12(Tue)
「これは著者の自伝なんじゃないか、と読者に思わせるような小説です」

オートフィクション オートフィクション
金原 ひとみ (2006/07)
集英社

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内容としては、
22歳の小説家がオートフィクション
自伝的創作小説を書くことを勧められるところから始まります。

そしてまさにその通りに、
22歳の章から始まって、18歳、16歳、15歳へと、話は戻りつつ展開していきます。

若い女の子の心の叫びとエネルギーに圧倒され、引き込まれて、
一気に読んでしまいました。

奔放な生活をしながらも、生きることに真面目な姿勢は捨てない。
ちょっと自意識過剰だけれども、理解出来る範疇。
恋人には尽くす。
同年代の女の子だったら「分かるー」、というところなのではないでしょうか。

著者の作品で読んだのは『蛇にピアス / 金原 ひとみ』だけですが、
相変わらずの世界でした。

でも最新作の今回の本を読んでみて、
著者はそろそろこのお馴染みの世界から抜け出しそうな印象を受けました。

そしてぜひそうして欲しい、
これまでとは違った世界を描いてみて欲しいし、それを読んでみたい、
と思わせてくれるだけの魅力は感じられました。
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